東儀栄子が逝きました | 東儀画塾 OWL美術研究所

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令和2年8月1日に東儀光則の母で、父東儀一と共に長年OWL美術研究所を支えて来た、東儀栄子が逝きました。

東儀栄子はどんな人物かと言うと、人を楽しませる事が好きな人でした。

編み物が好きで、毛糸の帽子をよく編んで、人にあげていました。

 

絵は新聞の絵を描いていました。一つずつ筆で細かい字をぎっしり描き込んでいます。

 

そして、絵を描く事の息抜きに編み物をしていました。(細かい作業いっしょやろとツッコミをいれたくなりますが)

 

この新聞の文字もユーモアにとんだ、キャッチコピーをダジャレですこし変化させたりして、

よく見ると、いろいろ描いてあります。見てくれた方が笑ってもらえるような事を常に考えていた

のだと思います。

その時感じた衝動的におもしろいと思ったビジュアルをそのまま絵にするような事もしていました。 

ロックバンドKISSの絵も親戚からもらったTシャツからインスピレーションを受けて描いていました。

最後は痴呆症になり、施設で、過ごしていました。

施設の担当医に、昔絵が趣味であったのであれば、リハビリに絵をかかれたら、いいですよと

ススメられたので、母の描いた絵をスマホにて、見せてあげたら、周りにいた看護師が、

「こんな絵描いておられた人にリハビリでも指導などできません」

と言っていました。

大きな100号の絵を描くたびに、邁進し、全てのエネルギーを込めて描いていたと思います。

大作が完成するたびに歯が抜けるとなげいていたのを、以前からクロッキーにこられている生徒さんと話している時に話題になりおもいだしました。

 

母はこの家で、お祖母ちゃんの世話を大変なながらもやり抜いたのに、母は最期をだいすきなこの家で過ごすという思いを叶えてあげる事が出来なかったのを申し訳なく思う所もあります。

 

 

 

 

母に負けないように、私も絵をもうすこしがんばらなあかんなと思うのでありました。

すこやかにお休みください。

 

 

OWL美術研究所では、東儀栄子の絵をOWL開講時間で9月中展示予定です。宜しければご高覧下さい。来場される場合、事前にご連絡いただけると幸いです。075-601-4423

青色の日程は空けております。時間は変則的ですが、火曜日は朝10時~1時5時~9時 水曜日は5時~9時 木曜日は3時~9時 土曜日は朝9時~9時迄空けております。 よろしければ東儀栄子の作品を見てあげて下さい。

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