銅版画のつくりかた2   プレートマーク | 東儀画塾 OWL美術研究所

銅版画のプレートマークは、銅版の周りを斜めに削り落とす事により、
版がプレスされた痕跡をより明確にする事が出来ます。
しかし、銅版画作家にもプレートマークをつける人とつけない人がいます。
私もつけない派閥。

なぜなら、つければ格好良くなるのですが、作業が少し手間のかかる事になるのです。
しかし、最初に銅版画をされる方には、この作業をしてもらっています。
それは道具の使い方が分かる事と、この単純に角を削ってぴかぴかにする作業に
ハマれる人が銅版画にはまる事になる場合が多いからです。

私も最初は作品を作るより版をピカピカにする方が楽しい位でした。

銅版画のつくりかた2   プレートマーク

このような道具を使います。
上から、鉄ヤスリ。これでまずゴリゴリ角を5ミリ位斜め45度に削り落とします。
次は、写真下のスクレイパーで、ヤスリで出来た傷を削ぎおとすような感覚でならします。
最後写真中央のバニッシャーで、さらに傷をなめしてピカピカに仕上げていきます。

銅版画のつくりかた2   プレートマーク

ちなみに愛子もつけない派閥。
7月12日に紹介した銅版画のつくりかたでも、
プレートマーク作成はとばしていました・・・すいません。
東儀光則

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